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冬至の思い出

2018年12月23日

こんにちは。備前屋の芦田です。
昨日は冬至でしたね。
皆様はどのように過ごされましたか?

冬至には南瓜を食べ、ゆず湯に入るという風習がありますが、
私にとっての一番の思い出は『冬至粥(とうじがゆ)』。

幼い頃に育った地元では、
毎年 冬至の日に、氏神様の境内に近所の世話役の方々が集まり、小豆の入った冬至粥をふるまってくれていました。

寒い夜、母と手を繋いで氏神様へ行ったこと。

大きい鍋を一生懸命かき混ぜながら、
「今年も美味しいのが出来たよ。」
と、大盛りで取り分けてもらったこと。

温かいお粥が入った鍋で、手を温めながら家に帰ったこと。

「このお粥を食べたら、無病息災じゃけんな。今年もみんな元気で過ごせて、本当に良かった。」と言いながら笑顔で食べていた祖母の顔。

地元を離れた私にとって、あの大きい鍋で炊いた冬至粥を食べることはできませんが、
あの味は今でも忘れられません。

ゆず湯に浸かりながら、昔の事を懐かしく思い出した冬至の夜でした。